こんにちは。美聖です
ある日突然、旦那にガンが見つかった。
その時
私にとっては、右も左もわからない初めての土地に引っ越した3日後。
娘はまだ2才。
そして、私は旦那の仕事の手伝いをしていたから
その頃、自分でなにか手に職を持っていたわけでもなく
昔、資格マニアだったから
資格はたぶん人に言ったらビックリするくらい持ってるけど
活かしてナンボの資格・・・なんの役にも立ってなかった。
これから先に不安・・・なんてもんじゃない
不安で胸が押しつぶされそうだった。
だけど元々、私ってあんまり考えてることが顔に出ないみたいで
・・・っていうか、長いこと接客業やってたから
顔に出なくなったのかも(^^;)
旦那にはあんまり私の気持ちはダイレクトには伝わってなかったみたい。
かえってその方が良かった。
んで、初めて病院でガンが見つかってから
大きな病院を紹介されて、明日はその病院に行く日。という前夜
旦那が
「明日、○○病院行くんやな~・・・」とメッチャ心細そうな顔でつぶやいてる。
おっきな身体を丸めてちっちゃくして。
私が「もちろん、私も一緒に行くから」と言うと
パァァアア~~~
って文字そのまんまみたいな←こんな顔になった(笑)
そりゃ、怖いよね。わかってても最後通告受けるみたいで。
翌日、ここらへん一帯ではものすごい大きい、全国的にも名の通った
医大に2人で行きました。
何科に行ったらいいかもわからず、広~い病院内で右往左往して
やっと待ち合いにたどり着く。
ガンの治療に通うのって整形外科なんだ~とか思いながら
待つこと数10分。
たわいのないおしゃべりしながら待ってたから
旦那も落ち着いた顔してた。
やっと、呼ばれて診察室に行ったら
お医者さんはすごく淡々と
「ステージⅣの末期の食道ガンです。
食道と胃にまたがってガンがあります。
このまま、何も治療をしなければ
もって1年でしょう。
抗がん剤の投与をして少し小さくなったら
胃のガンを切除をすれば、転移などをしなければ
もっと長く生きられます。」と言われました。
胃カメラで撮った写真を見せてくれながら説明してくれたけど
ガンがある所がただれて、何かしたたり落ちてる
ガンの治療で有名な病院だし、先生に言われた通りにしてみよう、
おまかせしよう。と夫婦で考えが一致して
お願いします。と頭を下げると
先生が
「気持ちの整理をつけるためにもセカンドオピニオンで
違う病院で診てもらっても良いですよ、紹介状も書きますから。」と言って下さったので
もう1軒、ガンを治すお医者様として本にも紹介されている先生に
診てもらうために紹介状を書いてもらって
2軒のとっても大きな病院で診察してもらうことになりました。
結局セカンドオピニオンとして行った病院でも
診断内容は一緒だったので、
最初に行った先生に身を預ける覚悟をすることにしました。
この時も前に住んでいた実家の近くで通っていた保育園の園長先生に
遠い土地に引っ越すと言うと
たまたま、園長先生のお知り合いが引っ越し先の近くで
認可外の保育園をしているから、すぐに通えるように紹介しますよ。と言ってくれて
引っ越してすぐに保育園に娘を預けることができたから
旦那の通院や仕事やらに私も同行することができた。
本当にあの時期、2才児がず~っと日中も家にいて・・・って環境だったら
あんなに旦那に寄り添ってあげることができなかった。
本当にありがたかった。
娘も、まだなんにもわかんない年だけど
機嫌よく毎日、保育園に行ってくれて
家でも楽しそうに遊んでくれててホンマに助かった。
でも・・・ステージⅣなんだ・・・末期なんだ・・・。
旦那の落ち込みはハンパない。
私まで落ち込んでたら家の中がドヨ~ンとしちゃう。
絶対、娘のためにもそんな家庭環境良くない。
そしてやっぱり、頑張りグセが全く抜けてない美聖さんは
ガンバって普通にふるまうのでした