こんにちは。美聖(みしょう)です
私と同じ、ガンで旦那様を亡くしたご婦人にひっかき回され
営んでいたネットショップを閉店することにまでなってしまった私。
ご婦人は遠く離れたご実家に帰られて
もう、顔を合わせることも無くなったから一件落着
だけど
私は収入の柱を失ってしまって
「これから・・・どうしよう・・・」と途方に暮れとりました。
いやいや美聖さん
ネットショップを作れるようになったんだから
また違うショップを作ればイイじゃん
と思われますか?
うん・・・強靭な精神力の人ならできるかもしれない。
でも、当時の私は打ちのめされた感がハンパなく
もめた原因のブランド側のことより
あのご婦人から口にされた言葉の数々が
ボディーブローをくらったかのように後からジワジワ効いてくる
「盗人」「泥棒」「ずうずうしい」・・・
そんな言葉を今までぶつけられたことの無い私にとって
ものすごいショックで頭にこびりついて離れない
そうです。
たぶん、今なら「ちょっと頭のおかしい人に関わっちゃってエライ目にあったわい」って
テヘペロで2、3日経ったら忘れてるくらいだと思うけど
ガン患者の家族って「第2の患者」って言われているみたいですね。
ホンマ、納得します。
自分ではホントに気が付いてないんだけど
全てのことに対して、すごくナーバスになってたんだな。って
今なら思うもの。
立ち直れないのよ~~~
気持ちを復活させることができないのよ~~~
個人輸入のネットショップを作って
「また、あんなことがあったら・・・」ってビビる気持ちが先立って
全然 手が動かない
でも、生きていくためには稼がなきゃいけない・・・。
人間。追いつめられると火事場の馬鹿力って出るんですかね(笑)
家の中を見渡すと
無駄遣いKING(笑)の旦那の
(私から見れば)ガラクタとしか思えない品々が
あっちの棚にも、こっちの引き出しにも突っ込んであるまま。
だって、一応は旦那のモノだったし
私には価値がサッパリわからないモノばっかりだったから
はっきり言って「放置」してました(笑)
だけど旦那が亡くなって、この頃はもう半年くらい経ってたし
「片付けなイカンな~」とは思ってました。
ここで美聖さん、ふと考えた。
私、ネットでお仕事するって決めてから
いろ~んな勉強したし、セミナーなんかもいっぱい行ったし・・・
この旦那のガラクタ(笑)ってネットで売ったら、どうなんと。
そこで昔(ってほど昔じゃないけど)とった杵柄で
手始めに旦那が持っていた分厚い人体解剖図とか載ってる本を
Amazonに中古で出してみた。
そしたらば・・・
ちょっと皆さん聞いて下さい
出品して1時間で3万円分がポンポンと売れたのよ
(こ・・・これはイケるかも)
即反応があると楽しくてセッセとAmazonに不要品を送る⇒売れる
送る⇒売れる・・・
送ればAmazonが後は全部やってくれるから
私がトラウマになっちゃってる、自分に被害がダイレクトに来るってこともない。
(いや。ガッツリお仕事でやっていけば、それは無いわけではないけど
この頃の私がしてる程度の出品量でそれはあんまり無い。)
なんか楽しくなってきて、嬉々としてコツコツやってたら
なんと初月で20万円近くの売上になった
そんな時、超~~久しぶりに福岡からお友達が家に遊びに来てくれた
彼女はネットとかパソコンとかはそれまで無縁の人だったのに
おしゃべりをしているとなんと最近Amazonで稼ごう!とガンバっていたらしい。
話しの流れで
「私も今Amazonに出してるよ~」と言うと
彼女はなかなか売上が上がらないとぼやいていた。
これまた話しの流れで
「ココをこうしたらいいんだよ~」と画面を見せながら言ってると
「えこれ、美聖ちゃんの売上」と私の売上金額が表示されているところをガン見。
「不要品をチョコチョコ売ってるくらいでこんな金額の人って
私の周りにいないよ」と興奮してる。
(ど・・・どんなショボい「周りの人」やねんとか思っちゃったけど・・・笑)
っていうか・・・。
旦那、どんだけモノ持ってたんだ
売っても売ってもあるじゃないか(笑)
そして
旦那の看病しながら
看取りながら
睡眠時間も無くボロボロになりながら
必死になって取り組んだネットのお仕事。
その時に得た知識が無駄にならなかった
それがホントにうれしかった
こうしてなんとか第一の窮地を脱した美聖さん親子なのでした
つづく