こんにちは。美聖です
自律神経失調症になりながら
相変わらず忙しい毎日を過ごし
気が付くと旦那が2回目の抗がん剤投与のための入院から
戻ってきた(笑)
まぁね。一緒に住んでるんだから
机の上に「○○心療内科クリニック」
(なぜか心療内科の病院ってピンクとかファンシーなロゴの病院多いですね 笑)
って書いてるお薬の袋があったら
気が付きますわな。普通
「えっ美聖ちゃん、どないしたん心療内科って」と旦那。
「自律神経失調症なんだって~私~」と美聖さん。
旦那、結婚して初めて土下座して謝ってくれました。
(人が土下座して謝るのを生で初めて見た 笑)
「ゴメンな!ホンマにゴメン今までホンマにゴメンナサイ!!!!!」ですと。
もう、いいよ。
頑張るのもガマンするのも慣れちゃったから大丈夫と旦那に言うと
「なんじゃ~そりゃ~~ホンマにゴメン。僕のせいや!」
と、旦那(笑)
(っていうか、自分のせいってわかってたのね 笑)
旦那は2回目の抗がん剤投与の後、今までにないくらい
ものすごく辛かったそうです。
一日中、船酔いしているような気持ち悪さと吐き気。
それと、痛み。
病院で特に夜中、電気が消えて静かになると
ものすごく吐き気と痛みが襲ってきて
ものすごく不安になっていたそうな。
その時、私のことしか思い浮かばなかったらしい。
これがね。
恋愛真っただ中のラブラブカップルやったら
恋しい恋しい相手のことを思うのだろうけど
旦那が私のことを思ってたのは
「美聖ちゃんがいないと一人で不安だよ~
怖いよ~~」って思ってたんですって
ホイッ旦那と私の親子関係、完成~~(笑)
・・・って笑いごっちゃないのよ・・・
私は旦那のお母ちゃんと化していたのでした
まぁ・・・形はどうあれ・・・(いいのか?)
旦那は私の存在が自分にとって
とっても大事だったと気付いたそうです。
(オイオイ・・・結婚して5年経ってやっと気付いたんかい・・・と思いましたけど)
でも、良かった。
形はどうあれ・・・(しつこい? 笑)
旦那にとって、家族が大事に思える存在になれたことって
本当に今までの生い立ちでは無かったことだったそうなので
ここから、始めたらいいじゃん。私たち家族はと。
本当にやっと、仲良し家族になった出来事でした。
それが、旦那の癌の治療がきっかけっていうのも
素直に喜べないところはあったけど
これくらい強烈なことがなかったら
たぶん、旦那はず~っと家族に対してまでも
愛情に猜疑心を持ってて
ちっとも家庭で安らげないまま人生を終えてたと思う。
旦那の精神状態が落ち着いたことで
私もかなり、気持ちにこの頃は余裕ができるようになっていた。
そして、一番それまでと変わったことは
旦那が私に自分の弱さを正直に話してくれるようになったこと。
「この人って今まで、どんだけ虚勢張って生きてきたんや・・・
周りにも、家族にまでも・・・。」
私の正直な気持ちでした。
ありえないほど、悲しみを胸にため込んで生きてきてた旦那。
そりゃ~癌にもなるわ・・・って思った。
確かに前妻さんとの子供と離れ離れになったのは
旦那史上最悪のストレスだったとは思うけど
それ以前の、幼少時からこの人は全てネガティブに
人から受ける態度や言葉をとらえるクセがついていて
全く世界中の誰一人、信用できずに生きてきていたその考え癖が
そもそも癌の種→ストレス
の元凶だったんだ。
・・・どっかで、聞いたことあるな~~・・・
あ私の実弟と一緒や
そうなんです。
私の弟も親ですら、自分のテリトリーに入ることを拒絶する子で
会話をしてても
「この子、私のこと、ずぇ~~んぶ信用してな~い」ってヒシヒシと感じながら
おしゃべりしなきゃいけない苦痛・・・
だから、自然と誰も弟と話しをしようとしなくなる。
当然、弟も周囲の人をますます寄せ付けず周りからドンドン人がいなくなるっていう。
その弟が、なぜか旦那にだけは
ものすごくなついてた
今まで、ものすごくナゾだったけど、弟と旦那って
本質が一緒だったのね
だから、弟からしたら「やっと自分の気持ちをわかってくれる人」に出会えたんだ。
そして、旦那のほうはいつも周りに人が寄ってくる人だったから
弟からしたら、自分もいつか旦那のように
人の輪の中で楽しく生きていけるかもしれないっていう希望の星だったんだ。
弟とはずっと疎遠だった私との関係が
旦那の癌がひどくなるにつれて、かけがえのない
身内で一番頼りになる存在とこの後、なるとは
当の私が一番
「ビックリポン」だったのです(笑)