末期ガン闘病記

末期ガンの旦那が初めての車いすでボコボコ

こんにちは。美聖ですニコニコ

 

 

 

 

ある日、突然の骨折で入院生活を

 

余儀なくされた旦那。

 

 

 

 

やっと退院の目途がたち、

 

2週間振りに自宅に帰れることになったのですが

 

その前に今後のことをお医者様と

 

打合せしておかないといけないということで

 

緩和病棟のカンファレンス室に呼び出された入院中の私と旦那。

 

 

 

 

 

階も棟も違うからけっこうな道のりを歩かないといけなくて

 

その頃の旦那は同じ病棟の中だったら

 

ヒョコヒョコと一人で歩き回っていたけど

 

何かあったら大変。ということで

 

病院の車いすに乗って緩和病棟まで行くことになりました。

 

 

 

 

 

「じゃあ、いってらっしゃいバイバイ」と

 

笑顔で病室から見送ってくれる看護師さん。

 

 

 

 

ゲッハッ私が車いすを押して行くの!?

 

 

 

 

 

車いすなんて押したことない私は内心あせりながら

 

これから初めて緩和病棟に足を踏み入れる旦那に

 

そんなことで不安がらせてもな~・・・と思い

 

涼しい顔で

 

「よし音譜行こう音譜音譜」と出発。

 

 

 

 

 

病室を出てエレベーターに乗るまでの廊下は

 

広いし、何の障害物も無いからクリアひらめき電球

 

 

 

 

 

そしてエレベーターもズドンと前に突っ込むだけだから

 

OKOK

 

 

 

 

 

チ~~ンドア

 

エレベーターが開いて

 

降りようとした時

 

 

 

 

「ゴンビックリマークガン!!バゴッ!!!!

 

 

 

 

 

車いすをそこら中の壁にぶつけまくる私ガーン

 

「美聖ちゃん・・・頼むで・・・

 

この前から美聖ちゃんにボコボコにされてんねんけど・・・僕ウシシ」と

 

失笑する旦那。

 

 

 

 

 

 

いや・・・ボコボコにするつもりは1mmもないんだけど

 

結果的に正論なので、なにも反論できない私笑い泣き

 

 

 

 

 

 

やっとの思いで(私が・・・ 笑)

 

カンファレンス室に着くと主治医の先生が待っていてくれて

 

正直、ホッとした。

 

 

 

 

 

 

大きな病院は病棟や科が変わると担当医も変わったりする。

 

せっかく、全幅の信頼を寄せられる先生と出会ったのに

 

緩和病棟に移ったら違う先生になるのが怖かったから。

 

 

 

 

 

すると先生は

 

「こちらの病棟の先生にも旦那さんのことは

 

申し伝えしておくから、誰に声をかけても大丈夫なようにはしておくけど

 

基本は私が担当医として毎日、様子を見に来るようにするから

 

安心してね。」と言ってくれた。

 

 

 

 

 

ぬぅあんて良い人だ~~~笑い泣き

 

 

 

 

 

 

旦那と二人で顔を見合わせて

 

「良かったね爆  笑」と言いあいました。

 

先生の言葉でホントにすごく気持ちが軽くなった。

 

 

 

 

 

 

その後に「じゃあ、緩和病棟の中を担当者に案内してもらうから

 

今日はどんなところかよく見て見学して帰ってね。」と言われ

 

夫婦共、気持ち晴れやかに緩和病棟の説明を聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

案内役の担当者さんは

 

最初に丁寧にご挨拶して下さってから

 

「緩和病棟ってどんな場所ってイメージをお持ちですか?」と旦那に聞く。

 

 

 

 

 

 

旦那は

 

「人生の最期を迎える場所だと思っています。」と返事。

 

(・・・いやいや。私はあきらめてないけどなビックリマークと心の中でつぶやく美聖さん。)

 

 

 

 

 

 

すると、担当者さんは旦那のその言葉を肯定も否定もせず

 

ゆっくりうなずきながら

 

「身体に痛みをお持ちの方が安心してゆっくり治療できる病棟を

 

当院は目指していますので、たぶん病室も気に入っていただけると思いますよ音譜」と返答してくれた。

 

 

 

 

 

 

つくづく、この病院の人って関わった人はみんな

 

なんて言葉の選び方をわきまえた、心のある人ばかりなのだろうと

 

今でも思います。

 

 

 

 

 

 

それから、病棟内を案内してくれたんだけど

 

一番ビックリしたのは病院独特のニオイ?っていうんですかね??

 

それが一切無いビックリマーク

 

 

 

 

 

 

廊下は全部じゅうたんが敷き詰められて

 

いたるところにお花が生けてある。

 

病室は全室が個室で調度品とか

 

備え付けの家具がホントにホテルみたいびっくり

 

病院の中にこんな場所があるんだと思いました。

 

 

 

 

 

決してお金持ちの人しか行けないタッカイ料金の病院とかじゃなくて

 

普通の中規模の総合病院ですよ!

 

(メッチャ失礼・・・てへぺろ

 

 

 

 

 

 

旦那も一通り見て安心したらしく

 

「美聖ちゃん、ここでの最期やったら

 

僕は大満足やわ音譜」と言う。

 

(いやいや・・・だ~か~ら~。私は最期だなんてあきらめちゃいないけどねムカムカ

 

心の中で一人つぶやく美聖さん。)

 

 

 

 

 

それから、なんのトラブルも無く

 

旦那は無事退院して帰宅することになるのでした。

 

 

 

 

つづくドキドキ

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美聖
アラフォーから始める副業を本気で応援する仕組み作りのオンライン先生