こんにちは。美聖(みしょう)です
旦那がガンで亡くなってから、しなければいけない手続きなどは
一応、とりあえず早急にやることは終わり
一旦、区切りがついた美聖さん
と、思っていたら
もう四十九日になってました。
旦那が亡くなってから満中陰までは
本当に毎日が矢のように過ぎていった気がします。
まだ少し肌寒い3月に
メモリアルパークっていうんですか?
広~いキレイに整備された霊園の中で
場所お借りして四十九日の法要とその後
お墓に行って納骨をしました。
ところが・・・
これが一筋縄ではいかなかった
当日、娘と二人で持参する荷物を持って
「さぁ行きましょう」と車に行って
助手席側のドアを開けようとした私の目に飛び込んできたのは
車の左後ろのタイヤがペッチャンコになっている姿・・・
パ・・・パ・・・パンクしてる~~~
マジか
この状況でウソやろ
しばらく頭の中が真っ白になり脳ミソが停止する美聖さん
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ハッアカン固まってる場合じゃない
当たり前ですけど、私と娘が行かない事には
法要は始められません。
なんとかしなくっちゃ
なのに、私はパニクッているので、こともあろうか
ジャッキを出してスペアのタイヤに変える用意をした。
・・・用意をした・・・
・・・で
どうやって変えんの(笑)
私、自分でタイヤを交換したことなんて未だかつて一度もありません
変え方、わかるわけないがな
そんなことやってる時間の余裕は全く無いのに
この時が
「あ~・・・今までは車のことで困ったら旦那が全部してくれてたんだな」と
旦那が亡くなって初めて自分が未亡人になったっていう
現実味を味わった瞬間でした。
我に返って、タクシー会社に電話して
来てもらうことにしました。
と言っても、霊園は高速道路に乗って1時間かかる所・・・
タクシー代・・・1万え~~ん
そんなことは言ってられない状況だったので
運転手さんに「急いで~~」と半泣き状態で言うと
たまたま、とっても良い人で
なるべく混まない道を選んで
なんとか他の方よりも早目に霊園に着くことができました。
・・・できましたけども・・・
もうこの時点で私は心身ともに疲労困憊(笑)
ヘロヘロでした
少しして、前妻さん・実弟・義弟さんご夫婦が到着されて
ご住職と師匠もお越し下さった。
なんとか私のドタバタっぷりを露呈せずに済んだけど
法要の間は抜け殻のようだった私。
それを見て、義弟さんが
「美聖さん、疲れが出てるんと違う?」と心配してくれた。
ええ・・・疲れが出てます・・・つい先ほどのことで・・・
・・・みたいな(笑)
義弟さんや前妻さんがヘロヘロの私の代わりに
細々したことを全部してくれて
またまた、お世話になっちゃった私・・・
それからお墓に納骨するために場所を移動して
みんなでお墓へ
実はですね。
旦那の入るお墓にはすでにお義父さんとお義母さんが入られているんだけど
そのお墓の二つ隣のお墓が前妻さんの実父さんのお墓なんです
だから、旦那は生前
「このお墓に入ったら、前妻さんの娘ちゃんも
おじいちゃんのお墓参りのついでに前妻さんにここまで連れてきてもらえて
僕のことも拝んでくれるな」とうれしそうに言っていたのです。
どこまでも、用意周到だったのね。旦那(笑)
みんなで納骨をして
無事、滞りなく終わりました。
ご住職が「四十九日が終わったから本チャンのお位牌や」と
黒塗りのお位牌を下さった。
ということで、お通夜から四十九日までの白木でできたお位牌は
まぁ言ったら、いらなくなっちゃうんだけど
前にも書いたようにウチにはお仏壇があり
これから先、旦那のお位牌を祀っていくことになるけど
前妻さんのお家のお仏壇には、当然ながら旦那のお位牌は今後もずっと無い。
いや、前妻さんはいいんです。
娘ちゃんがね・・・
形だけのものだけど、毎日お父さんに手を合わせられないのが
なんだかな~~・・・と思ってしまって。
娘ちゃんに帰り際、
「娘ちゃん!コッチのBIGお位牌、あげる」って渡してあげると
お骨の時と同じように
←この顔で(笑)
「ありがと~~」と言ってくれた
娘ちゃん、喜んでくれた
良かった
家までは弟が車で送ってくれて、その足でタイヤも直してくれた。
家に戻ると前妻さんからメールが。
「美聖さ~んビッグなお位牌に圧倒されております~~
娘がすごく喜んでいて本当にありがとう~~」と書いてくれてた。
あはは圧倒されるわな、確かに(笑)
↑写真のハジッコに写っているのが白木のお位牌。ビッグでしょ(笑)
やっと、これで旦那をお義父さん、お義母さんと一緒にお墓に入れてあげることができて
ホッと、ひと段落着いた美聖さんなのでした