こんにちは。美聖(みしょう)です
ガンで亡くなった旦那の四十九日も無事終わり
これで、旦那も本当にアチラの世界にお引越しして
少し日常を取り戻した我が家。
この時、私45才。娘4才。
いろんなことがここまで、短期間にてんこ盛りであって
その時に娘はまだ言葉もおぼつかない年令で。
不安で不安で仕方なかったけど
いろいろ落ち着いてから考えてみたら
娘がまだ幼くて良かったと思っています。
そりゃ~旦那にはもっと長生きしてもらって
娘との思い出をいっぱい作ってほしかったけども
娘はまだ「死」というものを全く理解できていなくて
生前、家にいるときの旦那は「痛い痛い」とずっと顔を歪ませていたし
年末年始は昼夜を問わず痛みのあまりベットでのたうち回り
その度に 私が介助していた姿を見ていたので
「お父ちゃんは仏さんになったから、もう痛くないね〜♪」と嬉しそう
葬儀後の家での娘。
ご覧ください!この笑顔(笑)
毎日、ニコニコしてくれていたので
私はこの時期、本当に娘の笑顔に救われました。
我が家で気の毒だったのはワンコです。
ワンコは当時、12才。
中型犬なので
けっこうなお年寄りの年令になります。
(とか言いながら、現在14才でまだまだ元気です)
ワンコも旦那のことが大好きで
自宅で看護をしていた時は
昼夜を問わず痛みで旦那が叫ぶたびに
あわてて、旦那の介護ベットの横に行き
見守る。
それが私と一緒で24時間続いてたもんだから
旦那が亡くなった後のワンコは寝不足と気疲れでヘロヘロになってました(笑)
そして、犬だから旦那が亡くなったってことがわからない
しばらくの間、家の中に風を通すために玄関を網戸ドアにしたりすると
「ジ~~~っ」っと外から旦那が帰ってくるのを待っていた。
それから少し経ってからはなんとなくわかったみたいで
玄関で待つことはなくなったけど
今度はお仏壇の前でよくグ~グ~寝てました(^^;)
なんだか、ワンコが不憫で不憫で・・・
だけど、ウチはまだ良いほうで
前妻さんのほうが本当に大変だったと思います。
前妻さんの娘ちゃんは旦那が亡くなった時、11才。
それなりに全部わかる年じゃないですか
旦那が亡くなってからも前妻さんとはしょっちゅうメールでやり取りをしています
ウチの娘は旦那が痛くて辛そうにしてる姿を
自宅で散々、見ていたけれど
娘ちゃんに会いに行く時は、旦那は本当に頑張って気力で
その時の精いっぱいの元気な姿を見せようと出かけていたので、
良かったんだか悪かったんだか
旦那がドンドン悪くなる途中経過を見ていない娘ちゃんには
大好きなお父さんがパタパタといなくなってしまったみたいになっているのではないかと
心配になり、葬儀後に
前妻さんに聞いたところ
「娘は、まさしく美聖さんが感じて下さったように、
病状の説明や残された時間の事をギリギリ迄伝えなかったし
(伝えたら学校行かずに、ずっとお父さんのそばにいると言い出すから)
旦那ちゃんも、頑張って笑顔でいてくれて
先の約束をしたりしていたものだから
パニックになったのも無理ないですね」とのお返事が。
それを後から聞いて
切な~いやるせな~~い
しばらくは娘ちゃんの気持ちを大切に
お父さんが亡くなった心の傷が癒えるのを待っていてあげたいと
前妻さんは見守っていたそうです。
前妻さんはメールの続きで
「これから、まだまだ小さいRちゃんと、
ある意味、思春期反抗期真っ只中(いつまで続くか?)の娘、
喜怒哀楽しながらお互い乗りきっていきましょね~~
それに、私達がまた一緒に関わっていくことはどんなに心強いか。
いっぱい楽しく感じる事みつけましょうね! 」と書いてくれてた。
ホンマに人生、なにが起こるかわからないけど
その時、何が適切な判断なのかわからないけど。
この子達には父親がいなくなっちゃった分、
心から思っている母親が二人できた(笑)
その気持ちを大切にしていきたいな~と
お仏壇のロウソクの揺れる炎をぼんやり見ながら
心に思う美聖さんなのでした