こんにちは。美聖(みしょう)です
父が亡くなった18年前のお話しです。
この時、父は64才
私は30才でした。
長い長い闘病生活の末
とうとう息を引き取った父。
病室の外には背広姿の男性がゴロゴロいてる・・・
昨日のつづきです
昨日の記事はこちら→父が亡くなった日
異様な光景にビクビクしながら
母のところに行って
「お父さんのお葬式の手配をしなきゃいけないんだけど・・・」と言うと
母が
「それだったらお父さんが
〇〇教の先生に自分の葬式の時は
ここでさせてくれって頼んでたから
先生に電話したらいい」と言った。
そうなんです。
実は弟が8歳の時に交通事故に遭い
頭を強く打って意識不明の重体になったことがあり
その時にウチは無宗教だったから
すがる所が無くて
父は家の近所にある
新興宗教のどでかい建物に
藁にも縋る気持ちで初めて飛び込んで
「どんな神様でもいいから息子を助けて下さい」って拝んだそうで
そしたらホンマに
お医者さんもあきらめていたような
容態だった弟は意識が戻り助かっちゃった
この時から父と母はその新興宗教の教会に
足しげく通って信心していたのです。
・・・私はね~・・・
な~~んか好きになれなかったの。
その宗教。
感覚のモンだと思います。
何がっていうことはなく、
な~~んか行きたくない。
だから子供の時から私だけ頑なに
お参りしなかった。
でも、ま~・・・
父は信心していたわけだし
父のお葬式だし
父の意思を尊重しようと思って教会に電話すると
あっさりOKして下さり
新興宗教と言っても、
大昔からある仏教とかキリスト教よりは新しいという
けっこうちゃんとした(失礼やな 笑)宗教なので
普通の神棚を祀ってる祭壇があり
大広間があり
遺体の引き取りから納骨まで
お世話してくれるという
お葬式をするには
充分過ぎる所だった。
私がその電話を切ったのを見計らって
背広軍団の中の
一人のおっちゃんが声をかけてきた。
「○○会社の者です。この度はご愁傷さまです。」と言われた。
怪しい背広軍団は
父の会社の部下の人達だった
ビックリさせないでよ~も~~とも言えず
神妙な面持ちでいてると
「葬儀会場などは決められたとお見受けしましたが
社長からお父様の葬儀は社葬にするからと
強く言われていまして
後のことは全て私ども社内の人間がしますので
ご家族様はゆっくりなさっていてください。」と言われた。
しゃ・・・社葬
なんだか大きな話しになっちゃたけど
なんもしなくていいなら楽チン楽チンと
社葬がどんなものかもよくわかっていない私は
ノンキに構えていた。
だったら・・・と
とりあえず何もすることがなくなった私は
とにかく自分の勤めている会社に電話した。
そして会社の人に
父が亡くなったことだけを告げて
しばらく忌引きでお休みすることを伝えて電話を切った。
それから父の遺体は教会に運ばれ
私たち家族も一晩その教会の一室を借りて
交代でお線香が消えないように番をするため
お泊りすることになった。
すると、しばらくして
私の勤め先の社長が来てくれた。
そして、一晩中
一緒に守り番をするからと言って
後は何も言わず傍に居てくれていた。
社長~~
やっぱり社長はおっとこまえや~~~
社長のおっとこまえっぷりはこちら→父の放った史上最悪の一言
社長の優しさがただただうれしかった。
そんな感じで静かに時間が流れる中
日付が変わった頃、教会の前に
一台のデッカイ黒塗りのリムジンが止まり
それまで静かだった周りの空気が
ザワザワと一変した。
今度は何
ちっとも気の休まらない美聖さんなのでした。
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